トマトであれば、鮮度と成熟度、ではのりは?
トマトの鮮度を見るにはヘタが濃い緑色をしていてしおれていないもの、実の部分にツヤとハリがあるものを選びます
成熟度を見るには実の丸く張った部分が締まって固いもの、ずっしりと重みがあり、真っ赤に色づいているものを選びます
のりにも同じように、いくつかポイントがあります
ただ、黒くて四角く薄っぺらいのりの場合、どれも同じように見えてわかりにくいのも確かです
ここで見分け方のポイントを知ってもらって、よりおいしいのりを食べましょう
なお、三重県多気町のVISON店では、のりについてのあれこれを専任のスタッフが説明しますので、ぜひお越しください
おいしいのりのポイントその1
黒いこと
のりが黒いのは当たり前、みたいな話で終わりそうですが、実はのりの色は同じ黒でも赤みがあったり、黄色みが強かったり、いろいろあります
けれど、色の違いは、いくつかののりを並べてみて、はじめてわかるものであって、そういうことはのりの専門業者や生産者、もしくはナゾのエスパーあたりではないとわからないと思います
あと、のりは、焼いていない黒のり、と言われる状態のほうがより黒いです
焼くと細胞中の色素が壊れて、熱に強いクロロフィル(葉緑素)が残った状態になり、焼のりの黒さ(濃い緑)になります
クロロフィルが少ない、栄養の少ないのりは、焼くと浅い緑色になります
なので、まず、緑色の浅いのりはあまりおいしくないと覚えておいてください
おいしいのりのポイントその2
ツヤがあること
新緑の緑がみずみずしいように、元気のよい若芽ののりは、抄いて板にしてもツヤがあります
キラキラしています
逆に、シーズン後半ののりは、水温の上昇とともに少しずつ元気がなくなり、ツヤがなくマットで、ざらざらすることが多いです
おいしいのりのポイントその3
風味がよいこと
乾物に風味?みたいな違和感があるのですが、実は乾物こそ風味のために鮮度や保存管理が大切です
そもそものりの良い香りってなんだっけ?みたいな話もあるのですが、よいのりは、さわやかな磯の香(決して泥臭かったり、鼻につくような刺激的な香りではありません)が基本です
あと、焼のりは、磯の香りに加えて、ふくよかな香ばしさがあることで、おいしさを強く感じます
ちなみによくない風味は、湿気ったにおいですが、これは炙り直し(コンロのバーナーになでるようにのりをかざす)である程度よくなります
本日のまとめ
おいしいのりのポイントは、黒くてツヤツヤで風味がよいこと
おいしいのりはのり屋さんで買うのが一番ですよ
のりももVISON店では、のり屋が厳選したほんとうにおいしいのりだけを提供しています